IR情報を頼りに株式投資

IR情報を頼りに株式投資 ~Fair Discloser Please!!~

適時開示情報を含むIR情報から企業の利益成長や配当の持続可能性を判断し、投資を実行する日々を語る。

マーケット

「ふつう」の機関投資家が株式価値向上のために本格的動き始める

本日の日経新聞7面に「企業と対話長く」の記事が掲載されました。 大手機関投資家が来年の総会に向けて投資先との「対話」を前倒しで始めたと報じています。 本ブログでもいくつか取り上げましたが、内部留保(利益剰余金)が大きく、一方の運用側で運転資金…

根深いクジラ依存??

ECB(欧州中央銀行)が26日に量的緩和を縮小(テーパリング)し、来年の1月から月々の資産購入金額を半減することを決めました。 米国は既に利上げからFRBのバランスシート縮小に動いています。量的緩和は出口が難しくなるとの議論がありましたが、市場との…

安倍政権盤石の態勢確保で上昇第3波入りか?

衆議院議員選挙を明後日の日曜日に控え、昨日まで日経平均株価は1988年2月(29年8か月ぶり)以来の13連騰を記録しました。そして、本日も21,457.64円(+9.12円)と僅かながらプラスで引け14連騰となりました。何と1961年1月11日以来とのこと。 本日はどうだ…

日経平均15,000円??

報道番組・ワイドショーを中心とした「安倍おろし」の動きが加速しています。24日にも衆議院予算委員会の集中審議が行われる予定ですが、その前にも23日投開票の与野党対決となる仙台市長選挙が控え、支持率30%割れと騒がれるなか注目のイベントが続くこと…

日経平均予想EPSが急伸

本日のモーニングサテライトで、日経平均のPERが割安水準になったとのコメントがありました。 確認してみるとトヨタ自動車の減益予想で低下した日経225銘柄の今期のEPS予想が上昇していました。3月決算企業は5月15日までに発表する必要がありましたが、それ…

待つのも相場

17年3月期の決算発表(ならびに18/3期の業績予想の公表)が終了しました。 3月時点では国内大手証券会社が18/3期の業績予想を上方修正し10~15%増益(経常利益ベース)の期待もありました。 しかし、3月時点と比較するとやや円高に振れていること、それを踏…

無慈悲な株価上昇のなか「有事」の株価動向を考える

無慈悲な株価上昇 本日は仏大統領選挙の第一回投票で、予想通りE.マクロン氏、M.ルペン氏が上位となったことの安心感から255円の大幅高となったようです。ただ、直前にJ.メランション氏の急速な追い上げがあったとはいえ、結果はメインシナリオ通りで好感す…

トップバッターは好業績予想

昨日のモーサテではJPモルガン証券の阪上氏が、これから始まる3月期決算発表において、今期の業績予想が保守的で冴えないものになる可能性について指摘しておりました。 3月上旬時点での国内大手証券会社の予想では12~16%の増益でしたが、為替前提が114~1…

今は「平時」なのか?2

先ほど、マネックス証券の広木氏から「緊急レポート」が出されたようです。 info.monex.co.jp 「北朝鮮なのかバランスシート縮小なのか、何で下げているのか。いずれにしろ、なんでいまさら。」とTwitterでつぶやいてから約4時間後に出されたレポートです。 …

今は「平時」なのか?

本日の日経新聞の「スクランブル」、「大口売買が映す先高観 新年度、業績期待し選別」との記事が出ていました。 違和感のある記事でしたが、やはり、日経平均の下げ幅が拡大してきています。 www.nikkei.com 移動平均でみると25日と75日のデットクロス寸前…

「スーパー」テールリスクに備えよ?

先ほど、日本政府が長嶺駐韓国大使とを帰任させることを明らかにしたようです。 www.nikkei.com 帰任させることによる政権支持基盤からの反発より、帰任させずにことが起こった時の方がリスクが大きいと考えての判断ということでしょうか。うまいタイミング…

どうなる新年度相場

いつも相場観を参考にさせていただいている、マネックス証券広木氏の「今週のマーケット展望」に下記のようなコメントがありました。 (前略) 今週は、年度末に当たり、配当落ちやその再投資などいろいろテクニカルな要因はあるが、基本的に大きな材料には…

デジャビュの円高進行?

円高が進んでいます。昨夜の112.50円/$から約1円円高の111.50-75円/$近辺での推移となっています。 先のFRBでの利上げ見通しが3回/年にとどまったことにより米国長期金利が低下したこと、オバマケアの代替案が議会で採決される見通しが立たず、改めてトラ…

いよいよイベント3連発

本日のモーニング・サテライトのゲストコメンテーターはマネックス証券の広木氏でした。 今晩からのFOMC、オランダ下院選挙のシナリオと投資スタンス(あくまでも短期の)についてコメントしていました。その際、提示されたのが下記の表です。 FOMCの政策金…

国内大手証券会社が17年度の業績見通しを上方修正

国内大手証券会社が17年度の業績見通しを改訂したようです。 www.nikkei.com 前回、10~13%増益(経常利益ベース)でみていたものが、12~16%増益(同)へ上方修正されました。 本ブログでは18/3期の増益率を5~10%を前提にマーケットをみてきましたが、…

改めてウォーレン・バフェット

昨日見つからなかったブレイナード理事のコメントが本日の日経新聞に掲載されていました。 「物価上昇率は目標に達しつつあり、追加利上げが早期に適切となるだろう」と主張したとのこと。 www.nikkei.com 本日のイエレン議長、フィッシャー副議長の講演での…

「3月利上げ」急浮上

注目されたトランプ大統領の議会演説は無事通過しました。その内容を受けて株価がどのように動くか注目されていたわけですが、一般には予想されていたこととはいえ、その内容は具体性の乏しいものとなりました。終わってみれば「大統領らしい」と評価が高い…

大統領議会演説は無事通過も日本株はさえない展開か

NYダウは昨日も上昇し12連騰となりました。1987年の13連騰以来の株価上昇となるようです。本日のトランプ大統領の議会演説への期待はまだ続いているということでしょうか。 NYダウは連騰しているものの、日経平均は昨日▲176.07円と2月17日以来の3桁の下げと…

28日以降も日本株は膠着状態が続く

NYダウは昨日も上昇(32.60ドル)しました。上昇は9連続営業日となり30年ぶりのことだそうです。恐らく28日までは今の流れが続くのでしょうが、その後のNYダウ動きをどう考えておけばよいでしょうか。 28日のトランプ大統領議会演説では「一定の(マーケット…

トランプ大統領の「驚くべき提案」は空砲?

本日のモーニングサテライト。JPモルガン・チェース銀行の佐々木氏は、注目される政治イベントが続くことへの警戒感を述べていました。まずは2月28日のトランプ大統領の議会演説。ここではマーケットの期待するような具体的な話は出てこないと。 ロイターは9…

トランプ氏のドル高けん制発言?

トランプ氏のドル高牽制発言(インタビュー記事ではあるが)、イエレン議長の利上げ見通しに関する発言等によって為替が上下に振れています。 このような傾向は今後も暫く続くと予想されますが、米国長期金利上昇に伴うドル高が基本シナリオであるという認識…