いよいよイベント3連発
本日のモーニング・サテライトのゲストコメンテーターはマネックス証券の広木氏でした。
今晩からのFOMC、オランダ下院選挙のシナリオと投資スタンス(あくまでも短期の)についてコメントしていました。その際、提示されたのが下記の表です。
FOMCの政策金利見通しの予測中央値がどうなるか。すなわち、年内の利上げが3回なのか4回なのか。また、オランダ下院選挙で自由党が第一党になるかによる影響を、シナリオの実現確率と予想される日経平均の予想反応額により期待値で示しています。実際はそう単純ではないと思いますが、イメージをつかむには非常にわかりやすい説明でした。
FOMCの結果は明日未明、オランダ総選挙の第1報も日本の市場が開く前に入ってくるとのことです。上の表に従えば、いずれにしても「行って来い」の動きになることがメインシナリオとして想定されます。
その後の大きな流れを考えた場合はどうでしょうか。オランダ総選挙で自由党が第一党になっても、英国のEU離脱、トランプ大統領実現などに比べれば、インパクトのある材料ではないと思います。また、懸念されるフランス大統領選挙でルペン氏に必ずしもプラスに働くわけではないでしょう。
一方で、FOMCの結果、年内利上げが3回の場合は、それほど為替も動かず、日経平均も現在のぐずぐずとした展開が続くと思われますが、年4回となれば、米国の長期金利の上昇、日米金利差拡大で明確にドル高推移となるでしょうから、日本株にもプラスになると思われます。広木氏も60%と40%としているように、どっちに転んでもおかしくない。そうなると表はこのような感じにもなり得るでしょうか。
今日から日銀金融政策決定会合も開催されます。金融政策は現状維持がコンセンサスということで、特段、警戒はされていません。明日のお昼過ぎにはイベント通過で、広木さんの言うリリーフラリーとなることを期待します。