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根深いクジラ依存??

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ECB(欧州中央銀行)が26日に量的緩和を縮小(テーパリング)し、来年の1月から月々の資産購入金額を半減することを決めました。

米国は既に利上げからFRBのバランスシート縮小に動いています。量的緩和は出口が難しくなるとの議論がありましたが、市場との丁寧な対話により、想像されていたような混乱は今のところ起こっていません。見事な手綱さばきというか、経済のファンダメンタルズが良くなってきているということも背景にはあるのでしょう。

一方、日本の金融緩和は昨年9月に日銀の金融政策の総括的検証が行われ、その発表に向けてはマーケットの注目は大いに高まりましたが、長短金利操作付き質的量的金融緩和にするりと身を入れ替え、マーケットの評価も定まらぬなか、いつのまにか日銀の金融政策に注目が当たらなくなり、現在に至っています。もはや日銀の資産購入額がいつのまにか減っていても(ステルステーパリング)、金利が急上昇するようなこともない状況です。これまた、見事な手綱さばきと考えますが、いかかでしょう。

本日の日経新聞の「スクランブル」では国内の投資家が10月に入って日銀の買いが止まっていることをマーケットが不安がっているという記事がありました。 

年間6兆円はあくまでも「枠」であって、余らしたところでそれを非難する人はいないでしょう。16連騰するなかで日銀が買入を行っているとしたら、連騰自体が選挙に向けた作為的な相場形成と非難されたでしょう。どこか読み違えているかもしれませんが、よく分からない記事でした。

 

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