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夢真ホールディングス(2362):大幅下方修正も何とか持ちこたえる

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昨日の引け後、夢真ホールディングスより「業績予想の修正に関するお知らせ」がリリースされました。下方修正は想定内でしたが、下方修正幅が予想を上回っていました。

本ブログ予想との利益額の差は約600百万円でした。「お知らせ」には下記の記述があります。

建築技術者派遣事業にて、技術者の増員及び派遣単価の改善が進み、売上高では概ね計画通りとなるものの、稼働時間が想定より減少したこと、また、採用計画 2,000 人に対し約 2,500 人の採 用実績となることから、採用コストが増加し、営業利益にて期初計画 3,300 百万円から 500 百万円 減少の 2,800 百万円となる見込みです。 エンジニア派遣事業では、エンジニアの増員により概ね計画通りの売上高となるものの、期中に採用計画を 675 人から 1,000 人へと変更したことで採用費が増加、また、社外委託していた研修 を社内研修に切り替えるための初期投資費用が発生し、営業利益にて期初計画 600 百万円から 180 百万円と 420 百万円減少する見込みとなりました。 また、その他の事業では、売上高で 250 百万円、営業利益で 480 百万円計画値より減少する見込 みとなりました。これは、主に教育関連事業で行った教育施設への設備投資、コーポレートサイトの制作および広告宣伝費などが想定を上回ったことによります。 以上の結果、連結業績予想では、売上高 30,500 百万円、営業利益 2,200 百万円、経常利益 2,200 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 1,390 百万円となる見込みです。 なお、年間配当金予想に修正はございません

 夢テクノロジーの「技術者派遣事業」の下方修正要因しか読み切れていなかったのが、当ブログとの差異の要因のようです。

前期比で一転減益になっており、来期以降の先行投資とは言えきちんと利益をコントロールしてくれと言いたいところです

減配懸念について、は今回の開示の最後に「年間配当予想に修正はございません」の文言があるので、ひとまずは安心です(個人的には確認したい点があり、昨日、会社にメールで問い合わせましたがまだ回答はありません)。

本日の株価は、大きく下げて始まったものの、その後の戻しで長い下髭をつけました。動きとしては第3四半期決算発表時と同じ流れでした。取り敢えず、一安心です。

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