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夢テクノロジー(2458):11月の決算発表に向けて仕込み時か否か

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本日は夢真ホールディングス(2362)の下方修正の主要因となった夢テクノロジー(2458)の中期経営計画と現在の株価水準について考えてみたいと思います。

 

当社は2016年11月2日に中期経営計画(2017/9~2019/9期)を発表していましたが、明けて2017年1月24日に「採用計画の変更に関するお知らせ」を発表し、採用計画の上方修正を公表しました。「本件による、2017 年 9 月期の業績に与える影響は現在精査中です。判明次第、公表いたします。 」としていましたが、このタイミグでは業容の拡大期待からか株価も上昇して反応しました。

【日足】

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その後、一時的な株価のオーバーシュートも見られましたが、800円を中心とした推移をしていたところ、5月2日になって「業績予想の修正と中期経営計画の上方修正」の開示を行い、2017年9月期業績の下方修正と下記の修正中期経営計画を公表しました。この際、株価は下げで反応しました。

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当社は9月決算で、例年ですと11月に決算発表並びに業績見通しを公表します。上記計画は当社の第3四半期の決算説明資料でも維持されています。この計画を前提とすると、EPSは41.9円、PERは16.7倍(9/1終値698円ベース)となります

 この数値が実現し、更に翌期も倍増近い利益増の計画が実現されるなら、明らかに割安な水準であると言えるでしょう。

2018年9月期の数値については四季報でも同様の数値が入っており、織り込み済みの話かもしれません。しかし、株価への織り込み方としては親会社の夢真ホールディングスとともに、急激な業容拡大への不安(リスク)を加味したPER水準なのではないかと考えます。

したがって、業容拡大が計画数値をなぞる形で実現していけば、バリュエーション水準の切り上がりによる株価上昇が期待できると考えますが、いかかでしょうか。

 

「安いところは時間をかけて仕込んでいきたいね」

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