エスクローAJ(6093):まだまだ割安?
エスクロー・エージェント・ジャパン(6093)の株価が堅調です。7月7日に発表された決算が第1四半期ながらポジティブサプライズであったことが背景であると思われます。
当社の今期業績については大幅増収増益ながら、前期までに低金利下の「特需」があり、「借換件数については市場最低金利により平成28年度に趨勢を極めた状況から徐々に沈静化へ進むものと想定されます」ということが前期の決算短信にも記載されていたところでした。「趨勢を極めた」とまで表現されてしまっては、その反動やいかにと思っていたところ、開けてみれば、進捗率も高く、今までに劣らない増益率を確保したことが好感されたようです。
当社のHPを見ると、2016年2月期~2018年2月期までの中期経営計画期間を「Startup2017」として下記のように位置づけています。
上記期間は、既存サービスの拡大を図りつつも、新規サービスの開発に注力し、「『日本版エスクロー』を業態として確立する」ための次の成長ステージに向けた準備、行動を開始する(=Start up)期間と位置づけます。
なんと、今期までは本格成長の準備期間であり、2019年2月期以降を「成長ステージ」と位置づけているようです。新中期経営計画については、2017年10月に発表することを公表しています。当社の売上は今期予想でも30億円です。その事業内容と足元の状況から3~5年以内に利益水準が倍増することは十分想定できると思います。どのような計画が公表されるか今から楽しみですが、現状のPER水準43.6倍は当社と同程度の成長性が期待される他の新興市場銘柄との比較で、まだまだ割安といってよいのではないでしょうか。
当社の事業内容についてはこちらのエントリーをご参照ください。
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