アズジェント(4288):大バーゲン実施中?
先週8月10日の引け後、アズジェント(4288)の第1四半期の決算発表がありました。
決算を無事に乗り越えたとの印象でしたが、本日は何と人生初のストップ安を経験することとなりました。
地合いが悪いとはいえストップ安というのは過剰反応という気がします。
下記の通り、当社の決算は経費先行型となっています(下表赤丸部分ご参照)。
これは地方自治体への納品の多さに起因するものであると思われ、短信の業績予想欄にもある通り、今期は独立行政法人向けの売上が下期以降に期待されているところです。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
平成29年5月15日付「平成29年3月期決算短信(非連結)」にて公表した業績予想は、未定から変更はあり ません。 プロダクト関連及びサービス関連共に現状堅調に受注が推移しております。一方で、政府セキュリティ予算 概算要求の独立行政法人向けセキュリティ対策についても需要が見込まれており、情報資産に対するリスクア セスメントの結果からのみ、精緻に導き出されるセキュリティ対策セット(必要なセキュリティ商品及び内部 監視サービス等)の導入が求められております。当事業年度後半以降、調達が本格化する見通しですが、現時点においては獲得規模や金額の想定が難しい状況です。 業績予想の開示が可能となった時点で、適宜速やかに開示致します。
前四半期と比較しての減収が気に入らなかったのかもしれませんが、IoTやコネクティドカーといった期待されている分野での売上はこれからの話であり、しかしながら7月4日の開示「アズジェント、コネクテッドカーへの攻撃を見える化し、 より安全な自動運転環境を提供するためのサービスを開始 ~レッドチーム・サービス、SOC 関連サービスを提供 ~」にもあるとおり、順調に準備は進んでいる状況だと思います。
当社はサイバーセキュリティの分野では最先端のイスラエルの企業からパートナーとして認められている会社です。当社のことを単なる卸売で自社製品でないことをネガティブに捉える向きもあります。しかし、サイバー防御だけでなく「攻撃」という実戦で磨き上げられたイスラエルの製品を導入するというのは理にかなっていると考えますが、いいかかでしょうか。
本年の5月3日には、日本・イスラエル両国の経済産業省で「日イスラエルイノベーションパートナーシップ」を立ち上げて共同宣言を出しています。
世耕経済産業大臣がパレスチナ、イスラエル国及びウクライナに出張しました(METI/経済産業省)
その筆頭の項目に「サイバーセキュリティ協力の強化」が挙げられています。 イスラエルとのサイバーセキュリティ分野での協力は「国策」にもなっていると言えるのではないでしょうか。
(当社中期経営益計画説明資料より)
5月15日に発表された当社の中期経営計画の数値目標は下記の通りです。
4年間で売上が3.1倍ということは年率30%以上の成長が前提となっています。この第1四半期の増収率は57.7%です。目標達成に向けて順調に中期経営計画のスタートを切ったと考えてよいと思いますが、いかかでしょう。
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