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日本ライフライン(7575):まずまずの1Q決算ながら・・・

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本日の引け後、日本ライフライン(7575)の第1四半期決算が発表となりました。

当社の決算については、特段心配はしていなかったのですが、情けないことに、昨日、今日の株価の下落をみて、「ひょっとして決算が・・・」と考え半分売却してしまいました。

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結果は、売上高14.9%増収、営業利益50.2%増益と予想を上回る決算でした。

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(平成30年2月期 第1四半期決算短信より)

 

第1四半期の予想は開示されていませんが、期初段階での第2四半期、通期の予想は下の通りで、第1四半期の実績と比較すると利益の進捗率も高く見えます。

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(平成29年2月期 第1四半期決算短信より)

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ただし、決算短信の中の「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」の記載をみると、

当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高が堅調に推移するとともに、収益性の高い品目の寄与により 売上総利益につきましても計画を上回る実績となりました。また、販売費及び一般管理費におきましては、開発関連費用や広告宣伝費をはじめとする経費予算の執行が遅れていることなどにより、営業利益以下の各段階利益につ きましては計画を上回っておりますものの、当該費用につきましては第2四半期以降に執行される見通しであるこ とから、平成29年4月28日に開示した連結業績予想に変更はありません。

(平成30年2月期 第1四半期決算短信より)

確かに業績は順調なものの、利益段階の進捗率の高さは「経費予算の執行の遅れ」によるものであると言及されています。予想を上回る決算も、よく見るとポジティブサプライズという程のものではなかったように思われます。

足元の地合いもあまりよくないので、半分売却したことが失敗だったかどうかは来週になってみないと分からないといったところでしょうか。

  

 

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