IR情報を頼りに株式投資

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適時開示情報を含むIR情報から企業の利益成長や配当の持続可能性を判断し、投資を実行する日々を語る。

キヤノン(7751):決算数値を漏らすな

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本日の日経新聞1面にキヤノンの第1四半期決算の観測記事が掲載されました。第1四半期の着地(売上高・営業利益)と通期業績予想の上方修正見込みについて報じています。

【ポイント】

第1四半期:売上高 9,500億円 営業利益 800億円前後(ほぼ倍増)

通期:売上高 4兆2千億円(期初予想 4兆円) 営業利益 2,700億円(期初予想2,550億円) 

www.nikkei.com 

 当社株については「有事」対応で全株売却しておりました。まだ、積極的に買っていく局面ではないと思われるものの、本業の回復と東芝メディカルの業績寄与について明るい見通しがひとまず確認されたようなので、本日、半分買い直しました

 

しかし、フェアディスクロージャー・ルールでは報道関係者は対象外となっているようですが、こういう記事をみると、TDnetで開示するのが筋だろうと改めて感じます。「(TDnetによる)開示」→「(実績に関する)報道」で何ら社会は困らないと思います。

決算情報などは適時開示のルールに則って、粛々と開示されれば済む話だと思います。がちがちのルールを導入できないのをいいことに、決算数値を漏らすという広報担当者と記者のなれ合いは止めて欲しいものです。 

日経新聞はフェアディスクロージャー・ルール導入に反対のようですが、 お得意の欧米諸国どころか中国などアジア各国まで導入しているのであれば、むしろ導入を急ぐべきではないのでしょうか。不思議です。

www.nikkei.com

 

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