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夢真HLD(2362):消えた「派遣単価の上昇」

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本日、夢真HLDより「2017年9月期 1~3月度 四半期速報について」が公表されました。

第2四半期の売上高は前年同期比27.1%増、第2四半期累計は29.0%増となり、

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当社のKPIの一つである採用実績は、第2四半期は計画を102名上回る602名、第2四半期累計では1,000名の採用計画に対して1,155名となりました。

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 第2四半期のサマリーとして、下記のコメントがあります。堅調な採用実績、定着率の改善による好調を伝えているようにみえます。

 【第2四半期サマリー】

2017 年 9 月期 1~3 月度の売上高は、堅調な採用実績および定着率の改善で技術者数が増員されたことで、前年同期比27%増収の 5,592 百万円となりました。27四半期連続で増収となっております。 採用実績に関しましては、1~3 月度の 3ヶ月間で602人の入社となり、採用計画を大きく上回る結果と なりました。なお、4月に関しましては新卒入社がスタートし、200人超の入社実績となっております。

2点気になる部分があります。

1点目は第2四半期累計の増収率が27%という点です。当社は期初に通期予想のみ公表していますが、32.4%の増収を計画しています。

もう1点は上記の第2四半期のサマリーから、下記の第1四半期決算時のサマリーにあった「派遣単価の上昇」の文字が消えている点です。

新規採用が順調な反面、経験の浅い社員が増加したことにより、派遣単価の伸びが鈍化している可能性があり注意が必要です。

 【第1四半期サマリー】

2017 年 9 月期 10~12 月度の売上高は、技術者数の増加定着率の改善および派遣単価の上昇により、 前年同期比28.6%増収の 5,175 百万円となりました。24四半期連続で2桁増収となっております。 採用実績に関しましては、10~12 月度の 3ヶ月間で 553 人の入社となり、四半期採用計画を上回る結果 となりました。1月に関しましても160 人以上の入社が決定しており堅調なスタートとなっております。

 とは言うものの、株価自体は大分調整し、200日移動平均も下回ってきました。700円を割れば予想配当利回りは5%を超えてきます。

 【夢真HLD 日足3ヶ月】

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迷うところですが、足元のリスク回避ムードのなかでは、第2四半期決算発表を待った方が良いでしょう。発表は5月2日(15:30見込み)です。

 

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