夢真HLD(2362):追い風は継続中
本日の日経新聞で、「人材紹介の手数料上昇 ~IT・建設技術者5ポイント以上 企業、人材確保優先で高騰」の記事が出ていました。
夢真HLDの事業環境に強い追い風が吹いているようです。
人材紹介大手が顧客企業から受け取る手数料が上昇している。中途採用のニーズが高いIT(情報技術)や建設の技術者は、数年前に比べ5ポイント以上高い料率での成約が増えてきた。人手不足が続くなか、企業は人材の確保を優先して採用費を積み増している。
紹介料率は転職先の年収の30%前後に設定するのが業界慣行だった。紹介数と比べ景気の波に左右されにくかったが、バブル期以来の人手不足を背景に、過去2~3年で「5~10ポイント上昇した」(ランスタッド=東京・千代田)、「50%となる例も出ている」(エン・ジャパン)との声が相次ぐ。
(中略)
2020年の東京五輪を控え、工事に欠かせない施工管理技士の紹介料率も上昇している。「人手の確保が売り上げに直結する業種は紹介料率が上昇している」(インテリジェンス)
(後略)
(2017年3月25日 日本経済新聞20面より)
株価はフェアバリューか
当社については、成長期待の高配当銘柄として保有していますが、ここからの株価上昇は期待できるでしょうか。他の技術者派遣会社と比較してみると、配当利回りからはまだ買える気もしますが、同業他社のPER(株価収益率)の平均が20倍弱なのに対して、当社は30倍超と成長性をそれなりに織り込んでいる水準にみえます。
ちなみに、夢テクノロジー(2458)は電機、自動車向けの技術者派遣を行う当社の子会社です。
株価のクセは再現するか
来週は28日が中間配当の権利確定日になります。最近の当社株価の動向をみると、高値ブレイクからの上昇後の下げがあるような雰囲気を醸し出しています。事業環境には追い風が吹いていますが、権利落ち後、しばらく株価が調整する可能性も考え、来週更に株価が上昇するようであれば、一旦売っておくのもありかもしれません。
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