イオン(8267):株主優待のお得度をシミュレーション
イオンの株価下落が続いている
「3.15晩会」(中国国営中央テレビ)で、日本企業が、「輸入禁止の食品販売」で批判を受けたと報じられています。
「3.15晩会」は企業の品質問題や欠陥商品を暴く中国の国民的番組で、消費者への影響も大きいようです。
この「3.15晩会」で、中国が輸入を禁じている地域の日本食品を販売していると批判されたイオンは、「指摘された商品はすべて撤去し、再度検査する」と対応に追われているようです。
イオン株はここのところ冴えない動きが続いていました。
【日足チャート(3か月)】
イオン(8267)
記事で言及された銘柄は、報道を受けて昨日は下落したとされていますが、良品計画(7453)、セブン&アイ(3382)が下落から反転している一方、イオン(8267)だけは下落基調が続いているように見えます。
【15分足チャート(15日~17日)】
良品計画(7453)
セブン&アイ(3382)
イオン(8267)
株主優待の魅力をシミュレーション
前置きが長くなりましたが、イオン株下落が続いた場合に備えて、当社の株主優待のお得度をシミュレーションしてみることにしました。
まず、当社の株主優待制度について確認します。
詳細は、下記の当社ホームページをご覧いただくとして、
https://www.aeon.info/ir/stock/benefit/index.html
簡単に言えば、
保有株数に従って、
という返金率が適用される「株主さまご優待カード」がもらえます(ただし、購入金額100万円まで、1,000株なら年間5万円のキャッシュバックが限度)。
また、保有株数に従って、長期保有(3年以上)株主の優遇制度があります(ただし、2月末のみ)。
ここでは1,000株保有した場合のシミュレーションをしてみます(長期保有優遇は考慮せず)。
イオンの店舗での月間購入金額ですが、これは家族構成等によってことなるので、ざっくり15,000円~50,000円で考えてみました。
その場合の返金額(返金率は5%)は下記の通りとなります。
優待利回りは、昨日の終値1,644円で計算しています。
これをもとに、株価の変動で優待利回りがどうなるかをみると、下記の通りとなります。
5万円以上の月間購入金額の場合、株価が1,000円を割れば3%を超えてくることが分かります。
最後に、配当を今期予想ベースの年間30円/株として、優待と合わせた総合利回りを算出すると下表のようになります。
総合利回りは、成長性を認められる企業であれば3~4%でも十分魅力的であると思いますが、そうでなければ5%は欲しいところです。 当社の場合はどうでしょうか。
結論としては、株価は下落基調ですが、総合利回りを根拠に当社株を購入するのであれば、まだ株価は高いと思われます。
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